「Slackでよく使用する文章をひな形として登録しておきたい」
「定型文をコマンドか何かで呼び出せる方法が無いだろうか」
この記事は、そんな方へ向けて書いています。
先取り結論
- Slackの機能よりも、キーボード辞書登録したほうが効率的
- Slackの機能でもできないことは無いが、非効率的
- 用途によっては、スニペット・ポストを使用すると良い
目次
Slackでよく使う文章をテンプレ登録したい
「定型文をスラッシュコマンドか何かで呼び出せたら・・・」そう考えたことはありませんか?
筆者は普段からクラウドワークスを利用して、ネットメディアの記事を発注しています。
仕事の過程でSlackを使うのですが、初めての方に対して、マニュアルを送る、挨拶する、注意点を教える、といった定型的な作業が発生します。
一度に全て伝えてしまうと理解度が落ちてしまうため、作業を段階的に伝えたいと考えています。
クラウドワークスの場合は、あらかじめ定型文を「メッセージテンプレート」として登録できます。
メッセージ入力エリアの下に「テンプレート選択」ボタンが用意され、いつでも呼び出すことができます。
任意のテンプレートを選択すると、あらかじめ入力された文章がメッセージボックスに流し込まれます。
この大変便利な機能がSlackにも無いだろうか・・・と探してみました。
「あらかじめ文章を入力しておいて、相手に送信する」という目的を達成できるものはSlack内に存在するものの、既存の方法と比べて効率が落ちてしまいます。
定型文・テンプレートとして使える方法は以下の通り。
キーボード(辞書)登録する
Clipy(クリッピー)を使う
Slackのスニペット機能を使う
Slackのポスト機能を使う
一番効率的なのは辞書登録
諸々調べた結果、自身のPC(または入力ソース)への辞書登録が一番はやく文章を呼び出せます。
例えば「オーナーのベストクラウド(@bestclud)です。よろしくお願いします。」というテキストを単語として登録して、「よみ」を「あいさつ1」といった形で登録する形ですね。
文章の中にGoogleDocsで作成したマニュアルのリンクを追加しておきましょう。すると、マニュアルを編集したい場合もDocs側だけ編集すればよく、送信するテキスト自体を変更する必要はありません。
辞書登録の方法は簡単です。以下の記事がわかりやすいでしょう。
また、Google日本語入力をまだ使用していない方はこれを機に使用してみましょう。
※PCの「ユーザー辞書」と、Google日本語入力内の辞書は別物です。注意しましょう。
Clipy(クリッピー)も効率的
Clipy(クリッピー)は、コピーした内容を何個も記憶でき、さらに定型文をスニペット(雛形)として保存・使用することができます。
以上のように、コピーしたものは履歴として残っていますので、コピーに制限がありません。
また、以上のようにスニペットを登録しておくと、簡単なショートカットで呼び出すことができます。
Slackでもメモ帳でも、テキストを入力する際にショートカットで簡単に呼び出せます。
こちらによく使うメッセージを登録しておけば、Slackの機能を使うよりも簡単に呼び出すことができます。
ただし、やはりClipyよりも辞書登録のほうが効率的と言えます。
Slack その他のテンプレート手段
「即座に簡単なメッセージを送信する」という点では効率は落ちますが、Slack内の機能も紹介します。
コードの送信・大規模なマニュアル等の送信では役に立つこともあります。
スニペット機能
Slackでのスニペット作成は簡単。
メッセージボックス左側の「⚡」マークから、「コードまたはテキストのスニペットを作成する」を選択しましょう。
スニペット作成画面に移ります。
内容の欄にコードやテキストを入力し、メッセージや共有相手を選択、「スニペットを作成する」をクリックしましょう。
スニペット作成後は、作成したチャンネル(または選択したチャンネル)に共有されます。
また、ワークスペース右上の「i」マークをクリックすると、「共有ファイル」という欄があります。
「スニペット」も以下で解説する「ポスト」も、こちらの「共有ファイル」の欄に表示されます。
今後はこちらのボタンから共有できます。
ポスト機能
ポストもスニペットと同様、⚡ボタンから作成することができます。
ほとんどスニペットと同様です。
大きな違いは、ポストはGoogleDocsと同様に「リアルタイムで複数の編集者による編集が可能」な点です。
コマンドを作成する、という方法も有り
少し手間がかかりますが、スラッシュコマンドそのものを作成する、という方法もあります。
以下の記事が丁寧でした。参考にしてみてください。
Slack定型文まとめ
先取り結論
- Slackの機能よりも、キーボード辞書登録したほうが効率的
- Slackの機能でもできないことは無いが、非効率的
- 用途によっては、スニペット・ポストを使用すると良い