「SlackのDMが管理者に見られてないか心配」
「Slackで部下のDMを監視したい」
この記事は、そんな方へ向けて書いています。
先取り結論
- このページにアクセスして、管理者の監視範囲を確認できる
- DM等を監視するにはプラスプラン加入の上、申請が必要
- 本当に見られたくないメッセージは今すぐ削除
Slackが企業の監視ツールに
Slackは実際のところ、2013年にSlackが開始する以前の数十年間、eメールがされていたのと同じくらい企業監視ツールになっているのです。そして従業員は、エレベーターの周りで上司が隣りに立っている状況で余計な会話をしないのと同じく、Slackでも個人的な会話を避けるべき充分な理由があります。
上記の記事にあるように、職場やチームのSlackが、管理者によって監視されているかもしれません。
確かに、管理者としては部下やチームメンバーの勝手な行動や謀反は避けたいもの。責任者という立場上、嫌われ者にならなくてはいけない場面もあります。
そんな中で、メンバーがどのような会話をしているのか、自分の話はしてないのか、気になって当然です。
しかし、メンバー側としても、閉じられた空間であるDM(ダイレクトメッセージ)やプライベートチャンネルが見られたとしたら、重要な問題に発展するでしょう。
今回は「Slackで自分の会話やテキストが監視されていないか」、簡単に確かめる方法を紹介します。
Slackで監視されていないか確かめるには
管理者が自分のプライベートメッセージ等を監視できる状況にあるかどうか、簡単に確認できます。
上記サイトにアクセスしてみてください。
画面下部の「管理者はどのようなデータにアクセスできますか?」について、上記画像のような文章であれば監視されていません。
つまり、このような文章が掲載されていれば、管理者はあなたを監視できません。
公開データのエクスポートが可能
ワークスペースのオーナーと管理者は、パブリックチャンネルのメッセージとファイルをエクスポートすることができます。
「パブリックチャンネルの」と限定していますね。つまり、プライベートチャンネルやDMはエクスポート(外部に保存)範囲に含まれない、ということです。
逆に、監視できる状況下にある場合は、下記のように表記されます。
個人データのエクスポートが可能 (条件付)
ワークスペースのオーナーは、パブリックチャンネルからのメッセージとファイルをエクスポートすることができます。また、ワークスペースのオーナーは、プライベートチャンネルとダイレクトメッセージのメッセージやファイルもエクスポートすることができます。
パブリックチャンネルだけでなく、プライベートチャンネル・DMもエクスポート範囲に含まれますよ、と書いていますね。
Slackアプリ内で直接プライベートチャンネルを訪れたり、簡単にDMを見たりはできません。しかし管理者は、エクスポートすることで会話のログを取得し、閲覧することができます。
「監視できる状況下にある」というだけで、必ず監視しているとは限りません。注意しましょう。
SlackでDM等を監視するにはプラスプラン加入後申請が必要
Slack管理者についての権限、監視方法について、もう少し詳しく解説します。
Slack上のプライベートメッセージを監視するには、いくつかの条件があります。
- プラスプランに加入している
- Slackに申請し、デジタルサインに署名している
- 申請をSlack側が承認している
- そのワークスペースの管理者である
そもそもSlackでプライベートメッセージを取得するには、プラスプランに加入する必要があります。有料プランであるスタンダードプランの一つ上が、プラスプランです。
プランに応じて2種類のエクスポート機能が用意されています。
フリープラン | スタンダードプラン | プラスプラン |
スタンダードエクスポート | スタンダードエクスポート | コーポレートエクスポート |
- スタンダードエクスポート…パブリックチャンネルのみ
- コーポレートエクスポート…プライベートチャンネル、ダイレクトメッセージも含む。申請が必要
監視するためには、管理者はプラスプランに加入した上で、Slack側にコーポレートエクスポートの申請を行わなければなりません。
デジタルサインを利用した申請がSlack側に承認されてはじめて、コーポレートエクスポートが利用可能になります。
プライベートチャンネルやダイレクトメッセージが監視対象となる、という点については、Slack側もかなり慎重に取り扱っているそうです。
そのため、申請さえすれば誰でもコーポレートエクスポートが可能となるわけではありません。
Slackは、プライバシー等を考慮した上で、どうしてもエクスポートが必要になるケースとして、以下のような例をあげています。
- 企業がハラスメントや企業秘密の盗難の報告を受け、職場での調査を行う必要がある場合。
- 特定の通信内容の一定期間における記録保管が規制により義務付けられている金融サービス企業。
- 訴訟や捜査により、裁判所命令で Slack の情報を開示しなければならない場合。
- EU 一般データ保護規則 (GDPR) の定めに従い、元従業員からの要求に応じその従業員に関して元雇用主が保持する情報の写しを提供する場合。
そのため、単なるエゴや部下の監視という形での監視は認めていないようです。
詳しくはSlack公式サイトを閲覧ください。
監視されないためにはメッセージ削除が基本
最後に、監視下にあったとしても、容易にプライベートチャンネルやダイレクトメッセージを見せない方法を紹介します。
それは、「自分の送信したメッセージをすぐに削除する」ことです。
これにより、エクスポートしたとしても、削除された状態で取得され、送信したメッセージは見ることができなくなります。