「ワークスペースに自分の情報が残らないようにしたい」
「自分のアカウントを解除ではなく削除したい」
この記事は、そんな方へ向けて書いています。
先取り結論
- アカウント「解除」と「削除」は異なる
- 例えるなら、アカウント解除は休学、アカウント削除は退学
- アカウント解除後もプロフィール情報は残る
- 「削除」はSlack公式に問い合わせることで実現する
ワークスペース退室後も個人情報は残る
たとえアカウントが解除されたとしても、一度ワークスペースに参加したアカウントの情報は残り続けます。
解除済みユーザーとしてワークスペース内に残存し、新規ユーザーとは招待方法が違うことも解説しました。
具体的に、ワークスペース内に残る情報は以下の通りで、これらは「プロフィール情報」と見なされます。
表示名
氏名
プロフィール写真
電話番号
メールアドレス
役職名
カスタムプロフィールフィールドの詳細
アカウント解除と削除の違い
アカウント解除:プロフィール情報を残したままワークスペースから退室
アカウント削除:プロフィール情報も含めアカウントを削除
例えるなら、アカウント解除は無期限の休学、アカウント削除は退学ですね。
ワークスペースの権限に関わらず、「アカウント解除」は出来ますが、基本的に「アカウント削除」はできません。
つまり、ワークスペースを抜けたあとも、「解除済みアカウント」としてプロフィール情報は残存することになります。
以下の情報は「プロフィール情報」と見なされないため、アカウントを削除しても消えることは ありません。
メンバーがチャンネルやダイレクトメッセージに送信したメッセージの内容
対象のメンバーが作成したポストやファイル
対象メンバーのメンション
※ちなみに、複数のワークスペースに参加している場合、アカウントはワークスペースごとに存在します。注意しましょう。
アカウントを「削除」する方法
それでは、「解除」ではなく「削除」する方法を紹介します。
ワークスペースのメンバーによる削除と、オーナーによる削除で方法が違うため、注意してください。
メンバー向け
ワークスペースの(元)メンバーがアカウントを削除したい場合、2通りの方法があります。
ワークスペースのオーナーに連絡
Slackサポートに連絡
前提として、Slack公式の利用規約にこのような記述があります。
プロフィール情報を削除する必要があるかどうかの判断はプライマリーオーナーが行います。Slack は、プライマリーオーナーからリクエストがあった場合にのみ、プロフィール情報を削除します。Slack のユーザー向けサービス利用規約を確認してください。
そのため、プライマリーオーナーの同意がなければスムーズにいかない場合もあるということを了承の上、申請を行ってください。
- ワークスペースにアクセス
- アカウントを「解除」する
- オーナーにプロフィールの削除を依頼する
- (オーナー)Slackに削除を申請する
- (Slack)依頼に応じてプロフィール情報を削除する
あなたがメンバーである場合、やることは「アカウントの解除」と「オーナーへの申請」の2つだけです。
アカウントの「解除」の方法は、以下のリンクを参考にしてください。
以下に、ワークスペースのオーナーに削除依頼する場合の簡単な文章を用意しました。適宜コピペして使ってみてください。
ワークスペースオーナー様へ
ワークスペースから、私のプロフィール情報の削除をお願いします。
ワークスペース名:
ワークスペースURL:私の名前:
私のアカウント名:
私のメールアドレス:Slack からプロフィール情報を削除する | Slackを参照してください。
プロフィール削除の旨をfeedback@slack.comにメールで連絡お願いします。
また、ワークスペースのオーナーと連絡が取れない場合、Slackに橋渡しをしてもらえるそうです。
宛先はSlack公式サポートです。
Slack公式:feedback@slack.com
以下に、Slack公式サポートに連絡する場合の簡単な文章を用意しました。適宜コピペして使ってください。
Slack公式様
以下のワークスペースから、私のプロフィール情報を削除したいと考えています。
プライマリーオーナーへリクエスト転送をお願いします。ワークスペースURL:
私のメールアドレス:
ちなみに、「私のメールアドレス」は、ワークスペースと紐ついている(参加のときに使用した)メールアドレスです。
もしメールアドレスが違う場合、いずれの方法でもアカウントが特定できず、プロフィール情報を削除できない可能性があります。
プライマリーオーナー向け
Slack は、プライマリーオーナーからリクエストがあった場合にのみ、メンバーのプロフィール情報を削除します。
また、アカウント削除に関してこのような注意書きもなされています。
ワークスペースの使い勝手に影響が及ぶ可能性があるため、管理目的でのプロフィールの削除は推奨していません。
つまり、管理しやすいから、という理由でのアカウント削除は推奨されていません。
あくまでも個人情報、コンプライアンス、セキュリティといった理由での削除を行っているということですね。
その上で、アカウント削除を申請するとき、あなたがプライマリーオーナーであれば、やることは一つです。
どのメンバーを削除するかを含めて、アカウント削除の旨をSlack公式に伝えましょう。
Slack公式:feedback@slack.com
以下に、Slack公式サポートに連絡する場合の簡単な文章を用意しました。適宜コピペして使ってください。
Slack公式様
コンプライアンス上の理由から、ワークスペースより以下のプロフィール情報の削除をお願いします。
ワークスペースURL:
削除対象アカウントのメールアドレス:
繰り返しますが、管理目的でのアカウント削除は推奨されておりません。
なぜ、アカウント削除にわざわざSlack公式サポートへの問い合わせが必要なのかをよく考え、行動に移しましょう。