「ChatWorkの有料プランを検討している」
「無料・有料の実質的な違いを知りたい」
この記事は、そんな方へ向けて書いています。
先取り結論
- ビジネスプランの目玉は無制限のグループ参加
- グループ上限の裏技もある
- その他の機能はそこまで魅力的ではない
目次
ChatWork有料プランでできること
ChatWorkのプランは以下の3つ。
- フリープラン
- ビジネスプラン
- エンタープライズプラン
今回は、ChatWorkでも一番使用率の高そうな「ビジネスプラン」について解説します。
ビジネスプランの導入を検討している方は、導入によってどういった価値があるのかを検討してみましょう。
- グループチャット上限突破
- ビデオ通話が複数人でできるようになる
- ストレージが5GBから10GBへ
- 広告が非表示になる
- ユーザー管理ができる
ビジネスプランで開放される機能は上の5つ。
一つ一つ、「これは価値がある」「別サービスで代用可能」など機能を詳細に紹介していきます。
グループチャット上限突破
まず有料プランの目玉となるのがこちら。
グループチャットの上限である「14個」が撤廃され、無制限にグループチャットへ参加することができます。
フリープランの状態でグループチャットの参加・作成をしようとすると、このようなアラートが表示されます。
ChatWorkを普段使いのチャットクライアントとして位置づけ、クライアントの種類が多い方はすぐに上限になってしまいます。
ここで、「累計14個上限」について復習しておきましょう。
- 上限は同時参加数ではなく「累計」参加数
- グループチャットの「作成上限」ではなく「参加数上限」
以上のように、過去に1回でもグループに参加していたら、例えグループを退出・削除していたとしても「1個分」としてカウントされます。
また、作成上限ではなく参加数上限ですから、グループチャットを作成した人が自分でも他人でも関係ありません。
チームで仕事するにはなかなか厳しい上限ですね・・・。
グループチャットの参加数制限は、Chatwork登録時から累計14個までのグループチャットに参加できる制限です。
そのため、現在のグループチャット数が14個未満の場合でも、これまでに参加したことがある累計グループチャット数が14個を超えている場合は、
「上限に達しています」と表示され、グループチャットへの参加はできなくなります。
ちなみに、上記リンクから自身の「グループチャット累計参加数」を確認できます。
有料(ビジネス)プランの一番の機能はこのグループチャット上限解除です。
ChatWorkを普段から使っていたら、他のウェブアプリに変更するのは難しいですよね。相手の使っているチャットツールの問題もあります。
一応、ChatWorkのグループ上限数を解除する裏技も存在します。
しかし、契約や解約の手続きが面倒な方は、素直にアップグレードすることをオススメします。
ビデオ通話が複数人でできるようになる
ChatWorkには、ビデオ通話機能が標準で備わっています。
フリープランでは、1対1の通話しかできません。
ビジネスプランにアップグレードすることで、複数人でのビデオ通話が可能になります。
しかし、「複数人でビデオ通話がしたい」だけの理由でのアップグレードはおすすめしません。
- ZOOMやGoogleMeetなど、外部サービスで素晴らしいものが存在する
- 複数人でのビデオ通話は、仕事していたとしても意外と使わない
- ChatWorkでの通話は少し不便
2つ目の理由は筆者の主観で申し訳ありません。笑
しかし、1つ目の理由として、外部サービスで素晴らしいものがすでにあります。ZOOMもGoogleMeetもセキュリティがしっかりしており、市民権を得ているので社外とのやり取りも簡単です。
また、ChatWorkでの音声通話・ビデオ通話は少し不便です。
何故なら、同じグループチャット内の人間としか通話出来ないからです。グループチャットのメンバー+あと一人、という状態にしたい場合、わざわざグループに招待する必要があります。
ストレージが5GBから10GBへ
ビジネスプランでは、ChatWork上のストレージが5GBから10GBに増えます。
ここで、ChatWork上のストレージに関して復習しておきましょう。
- 上限は月間ではなく総ファイル
- 受信側のストレージは消費しない。送信側のみ
- ファイルはいつでも削除可能
ストレージ容量は、月間使用量ではなく、今までの総ファイル数です。
送信側のみストレージ消費ということで、また、ファイルはいつでも削除可能です。
ChatWork上部のバーのファイルのマークをクリックすると、自身のストレージ使用率が確認できます。
これは筆者のストレージです。
書類関係が多いので、ほぼ消費していませんね。
ビデオ通話同様、ストレージだけを理由に有料プランにアップグレードするのはオススメしません。
- GoogleDrive、Evernote、DropBoxなど、共有可能な無料のオンラインストレージが存在
- ファイルを定期的に削除していけば問題ない
- 5GBで苦しいならば、10GBの容量もすぐになくなる
一番の理由は、ストレージが5GBで困る人は、基本的に倍になったところで問題解決しない(主観です・・・)ところです。
また、ChatWork上で送信したファイルを定期的に削除すれば問題ないですし、そもそもドキュメントの共有等はGoogleDriveでやればOKです。
広告が非表示になる
ChatWorkには、スマホ版、PC版ともに広告が出ています。
「へえ!ChatWorkに広告って出てたんだ!」と思うぐらい、露出がささやかですね。
奥ゆかしくて、日本のビジネスツールっぽいですね。
広告の出る場所は主に右下のレクタングルだけで、基本的に広告のせいで仕事が邪魔される、といったことはないです。
そのため、どうしても広告を削除したい場合以外は、特にアップグレードの必要は無いと言えるでしょう。
ユーザー管理ができる
ビジネスプランでは、管理画面からユーザーの追加・削除・一覧確認が可能です。
法人の場合、組織内のユーザーアカウントを管理画面から一括して行えるため便利です。
しかし、個人の場合はそもそも「組織」が存在しないので関係のない話ですね。
ユーザー機能は法人の方には価値がありますが、個人の方にはないでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!