「Redmineで勤怠管理ってできる?」
「Redmineを使ってるから、ついでにこれで勤怠管理もできないかな」
この記事は、そんな方へ向けて書いています。
先取り結論
- Redmineでの勤怠管理は開発や運営保守の観点からおすすめできない
- 勤怠管理は勤怠管理システムの活用がおすすめ
- 勤怠管理システム選びは会社との相性がポイント
- 無料トライアルを活用するが吉
Redmineの勤怠管理はやめとけ!
Redmineは無料で使える便利なプロジェクト管理ツールです。タスク管理やタスクを進めるための情報共有に使用します。ただ、デフォルトで勤怠管理をするための機能はありません。
Redmineはオープンソースですから、勤怠管理のシステムを構築することは可能でしょう。実際、有料の勤怠管理プラグインを提供している企業もあります。大手企業ではパナソニック株式会社や東京証券取引所でも導入されています。
Redmineでの勤怠管理はシステム開発が必須
社内でシステム開発が可能であれば、勤怠管理として使用するのは不可能ではありません。しかし、外部に依頼すると開発コストがかかるだけでなく、その後の運営保守も必要となってきます。
無料のオープンソースで勤怠管理ができるのは魅力的ですが、効率化のために多大な手間やコストがかかってしまいます。
勤怠管理システムでは社内規則のルールづくりが必須
Redmineで勤怠管理をするためにシステム構築をするにしても、その際には社内の就業規則などツールづくりの土台となる就業ルールも重要な要素です。
打刻方法などどういった方法で対応可能か、といった部分から、どんなスタイルが自社に合っているか、など構築する手間と時間がかかります。さらに社内規則が変われば都度対応も必要です。
勤怠管理ソフトは多数ラインナップがあります。会社ごとのニーズや勤務スタイルに合わせたサービスが簡単に利用できるので、そちらを利用した方が効率が良いでしょう。
勤怠管理は勤怠管理システムの活用がおすすめ
勤怠管理の効率をアップするための勤怠管理ソフトは多数提供されています。
勤怠管理システムにはサービスにもよりますが、
- 打刻
- 出勤簿管理
- シフト管理
- データ管理
- 残業管理
- 休暇管理
- 給与連携
- 働き方改革関連法への対応
などの機能があり、紙や手書きで対応していたような手間のかかる勤怠管理業務を格段に効率化してくれます。手入力での作業がないので入力間違いもありません。また、簡単にデータを集計して見える化できますね。人事部の仕事量を減らしたり、社労士への依頼が簡単になるでしょう。他にも勤怠管理ソフトを使用するメリットは、作業量が減る上に低コストで導入できることです。
勤怠管理ソフトの選び方
勤怠管理ソフトといっても、それぞれに特徴があり、選ぶ際には自社の勤務形態などとの相性も大切ですね。
どういったサービスがあるのか、勤怠管理ソフトの基本的なサービス項目についてチェックしていきましょう。
料金
勤怠管理ソフトを導入するのには当然コストがかかります。
料金体系としては
- 1ユーザーあたり◯◯円/月
- ◯名まで〇〇円/月
- 月額基本料+1ユーザーあたり◯◯円/月
などサービスによって異なりますが、1ユーザーあたり300円前後~といったサービスが多く見られます。人数が少ないと高くついてしまうソフトがあり、高くても2000円くらいのようです。
1ユーザー300円で圧倒的に仕事量が減るので実質的にコスト削減に繋がるでしょう。どのくらい業務負荷が軽減するのか測定したい場合は、無料トライアルがあるソフトが多いので実際に導入してみるのもいいでしょう。
また、タイムカードだけなどの簡単な勤怠管理なら完全無料のソフトもあります。初期費用も月額もかかりません。SlackやLINE、QRコード、ICカードなど様々な打刻方法があるのも魅力的です。他にもGPS機能での管理もありますので打刻漏れも防止できていいですね。
無料のクラウド勤怠管理システム【IEYASU】タイムカードを卒業
初期費用の有無
勤怠管理ソフトの導入では、
- 初期費用ゼロ
- 初期費用が万単位
- 都度見積もり
など、初期費用についてもサービスによって異なります。初期費用0円は魅力的ですが、月額料金とのバランスも考えて選びたいですね。例えば従業員30人で初期費用0円、ユーザー当たりの利用料は100円だったとしても、50人以下の契約は別途利用料が月に5000円かかるといったソフトもあります。なぜ5000円かかるのかというと、静脈認証のリース代があるからです。静脈認証は体温測定機能もついており、管理が圧倒的に楽になりますが導入コストは高いです。また、契約期間の縛りがある場合もあるので注意しましょう。
クラウドかオンプレミスか
勤怠管理ソフトには、大きく分けてクラウドかオンプレミスか、という違いがあります。オンプレミスは自社運用で、クラウドはインターネットを介してサービスを利用します。全般的によく利用されているのはクラウド型のサービス。
オンプレミスで提供されるサービスは自社開発なので、きめ細かなカスタマイズなども可能ですが、クラウドサービスと比較すると導入コストが高くなる傾向にあります。
独自のカスタマイズが必須、セキュリティ面でもっとこだわりたい、といった特別なニーズがある場合には、オンプレミスで提供されるサービスも検討すると良いでしょう。逆にクラウド型のメリットは即日運用開始できるサービスもあります。
対応規模
勤怠管理ソフトは、あらゆる規模の企業に対応するサービスが多いのですが、例えば100名以上、1,000名以上といった対応規模を設定しているサービスもあります。また、少人数の場合には別途利用料がかかる場合もあります。
少人数での利用を検討している場合は、ここも忘れずにチェックしましょう。
打刻方法
勤怠管理は、打刻方法が重要な選定ポイントです。
サービスによって
- WEB打刻
- スマートフォン打刻
- チャットツール打刻
- ICカード打刻
- 指紋認証打刻
- 顔認証打刻
- 指静脈認証打刻
- 定期券打刻
- 写真撮影打刻
- 専用端末打刻
など、実に多種多様な打刻方法があります。スマートフォンのGPSで管理できるソフトもあり、打刻漏れなど人為的なミスを防げます。人的作業は必ず入力漏れが出るのでこういったサービスがあるソフトを利用することをお勧めします。
サポート体制の充実度
勤怠管理システムを初めて導入する際は、サポートも重要ですよね。
- システムの運営管理
- データバックアップ
- セキュリティ対策
- サポート窓口
など、日々の見えない管理面から、困った時の相談先まで、しっかりとサポートしてくれるサービスであれば安心ですね。サポート無料のサービスもあれば、月額料金がかかるサービスもありますので、検討の際はチェックをお忘れなく。
無料体験の有無
勤怠管理ソフトというのは、会社の就業ルールなどとの相性が大事なポイント。合う合わないがありますので事前の検討も大事ですが、何より実際に使用してみるのが一番です。
人気の勤怠管理ソフトでは、自信があるからこその無料トライアルもあるので、導入を検討の際には選択肢に入れておくといいでしょう。
30日間の無料体験ができる5つの勤怠管理ソフト
ここからは、以下の条件に限定して、5つのサービスをご紹介します。
- 30日間無料体験可能
- クラウド型
- 人気の勤怠管理ソフト
ジョブカン勤怠管理
これらの勤怠管理ソフトはいずれも30日間の無料トライアルが可能です。自社に合ったスタイルの勤怠管理ソフトを見つけて、業務効率化を図りましょう。 勤怠管理ソフト選び方まとめ
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